この秋の企画の最後は2回の講演会でした。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
10月28日(土)は第8回タイサンボク講座が開催されました
昨年に引き続き公立小松大学学長 山本博氏をお迎えしました。
昨年は時間が足りずに最後の方は駆け足でのお話になってしまいとても残念でしたが、
今年はより楽しくわかりやすく、山本氏のオデッセイを最後まできっちり聞くことができました。
また、小松の学問所であった集義堂の話から、小松の教育についてのお話があり、現在の公立小松大学は集義堂と共通するところがあるとお考えだということでした。
近代医学のお話の中で天然痘の種痘が小松に導入されたお話など興味深かったです。
人生の一番いいもの それは母親です。
これが山本氏の人生の結論ということでした。
11月3日(祝・金)は元福音館書店編集者・古川信夫氏をお迎えしました。
「希代の出版人・松居直~その原点と到達点」というタイトルで、松居氏の行ってきた様々な仕事をお話していただきました。
松居氏の原点は京都で様々な体験をしたこと、本物にふれてきたこと、それがこれまでの絵本作りに活かされており、優れた絵本が作り続けられたとおっしゃっています。
学生時代、フィールドワークに興味を持たれたことから様々な土地を歩き、そこで現在ならば博物館でしかみることのできない本物の絵巻物を目にした経験などはそれまでになかった絵本作りのヒントになっているとのことでした。
松居氏が残した絵本をこどもたちに手渡し、こどもたちがさまざまな体験していくことが大切なことだとあらためて思いました。
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