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「ばばばあちゃん」シリーズなどで知られているさとうわきこさんが3月28日にお亡くなりになりました。

小松市空とこども絵本館では開館10周年のときに石に絵を描いてみるワークショップでさとうわきこさんをお迎えしました。このワークショップは大人気で親子が楽しく時間を過ごすことができました。また、ご主人の武井利喜さんには記念講演をお願いし、貴重な資料をわざわざお持ちいただき当日の来場者にみせてくださいました。

この日は松居氏ご夫妻もお見えになっており、さとうわきこさん、武井さんとの再会を喜んでいたご様子が今でも目に浮かびます。

さとうわきこさん、これまでありがとうございました。ここに謹んで哀悼の意を表します。






私たちが生きていけるのは言葉の力によるものだとかつて松居氏が語っておられました。

言葉を豊かに蓄えるために大切なことは「人の話を聞くこと」、そして次には「話すこと」、これが「声の文化」だと。

絵本を黙読で読むことはもちろんありますが、声に出して読んでみると違った世界が見えてくるような気がします。

今年のテーマは「音読のすすめ」です。毎月声に出して読んでみたい絵本をご紹介してきます。みなさまもどうぞ声に出して絵本を読んでみてください。





令和6年奥能登地震が発災してから3か月が過ぎようとしています。

昨日足を運んだ輪島市門前町諸岡公民館(地区の避難所となっています)ではようやく水が出るようになりました。ただ各家庭では水道の配管の破損からすべて完璧にとはまだいかない様子です。発災当時のままに崩れ落ちていた家屋もようやく解体が始まり、少しずつ様子が変わってきました。仮設住宅の入居も始まりましたが希望者が全員入居できるわけではありません。避難所生活はまだまだ続きます。

あたりをみれば早咲きの桜が咲きソメイヨシノのつぼみももうすぐに開花しそう。ウグイスのさえずりも聞こえて能登にも確実に春がやってきています。被災地の皆さんの笑顔が少しでも増えますように。



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