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更新日:2021年10月7日



楽しめば心に残るんです。

心が動かなければ、

心に残らないんです。

絵本は頭で

理解するといったもんじゃないんです。

あまり教育的に考えない方がいい。


一番近いのは

「遊び」だと思います。

子どもにとって遊びとは、

一番創造的なことですから、

絵本の中で遊べばいいんです。

絵本の中で遊ぶと、

それが心の中に染みついて、

成長する過程で

そのことの意味が分かる。







絵本は、

読み手と聞き手の体験の中では

「読み手」のものです。

絵もそうです。


絵も、

読み手が

手で開いて見せてくれたんです。

ですから、

子どもは、

絵本を開く大人の読み手の

手の動きをとってもよく見ています。


絵本は、

読み手と聞き手の中に、

その時間と空間が

生き生きしたものになる。

その時間と空間の喜びを、

読み手と聞き手が

共有できることがすごい。




絵本を読んでもらった時に、

聞き手は

その物語に

非常に心を動かされてる。

動かされますと、

それを

読んでくれた人のことを忘れない。

お母さんが

圧倒的に多いですね。


なぜかというと、

その人の声で、

言葉で聞いたからです。

絵本を読み手の声で、

読み手の言葉として受け止めて、

そして

その世界に入って行って

楽しい思いをしたんですね。


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