色彩よ り線と余白が大事2021年9月8日更新日:2021年10月7日日本人の美意識は、ヨーロッパの人以上に余白に対して非常に鋭いものがある。東アジアには、余白の中にいろんなことを創造していく、余白の見事な表現をしている技術が、古代からあるわけです。絵によって語り方が違う。ある人は線でうまく語るし、ある人は形を作ることが非常にうまい。色彩ってのは、無駄にこの頃の時代の人は使わなかったんです。線が一番大切なんです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
日本人の美意識は、ヨーロッパの人以上に余白に対して非常に鋭いものがある。東アジアには、余白の中にいろんなことを創造していく、余白の見事な表現をしている技術が、古代からあるわけです。絵によって語り方が違う。ある人は線でうまく語るし、ある人は形を作ることが非常にうまい。色彩ってのは、無駄にこの頃の時代の人は使わなかったんです。線が一番大切なんです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
詩人は言葉を磨 く人2021年9月7日更新日:2021年10月7日詩人は、言葉を磨く人なんです。ある作家が言っていることなんですけど「手垢にまみれた言葉を、詩人はちゃんと磨いてまっさらな言葉にして、詩を書いている。私たちにそれをちゃんと伝えてくれるんだ」と。同じ言葉でも、詩人にかかりますと、ピカピカの詩になるんです。前後の言葉の関係で見事に生き返ってくる。普段私たちが使っているような言葉が。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
詩人は、言葉を磨く人なんです。ある作家が言っていることなんですけど「手垢にまみれた言葉を、詩人はちゃんと磨いてまっさらな言葉にして、詩を書いている。私たちにそれをちゃんと伝えてくれるんだ」と。同じ言葉でも、詩人にかかりますと、ピカピカの詩になるんです。前後の言葉の関係で見事に生き返ってくる。普段私たちが使っているような言葉が。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
耳から聞く言葉と目で見る言葉がひとつに2021年9月6日更新日:2021年10月7日子どもたちの中に、耳から聞く言葉と、目で見る言葉が一つになって、そこに絵本ができるんです。絵本は、子どもが自分で作るんです。その世界を思い描くんです。その時に、どういうふうに思い描くかってことが、いわば子どもと絵本の関係、そして、子どもがどれほど豊かな言葉を耳にして育ったかということが問われることになるわけです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
子どもたちの中に、耳から聞く言葉と、目で見る言葉が一つになって、そこに絵本ができるんです。絵本は、子どもが自分で作るんです。その世界を思い描くんです。その時に、どういうふうに思い描くかってことが、いわば子どもと絵本の関係、そして、子どもがどれほど豊かな言葉を耳にして育ったかということが問われることになるわけです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より