ふと世界に入り込むのが読書2022年3月6日最近は、大人の方もファンタジーをよくお読みになる。でもよく見てると、ストーリーを読んでらっしゃる。子どもは、ストーリーの中に書かれている不思議さがいい。そこへ入って行く。読書してるんじゃない。物語体験をする。文章を読み、その文章が表現している世界に実際に入り込んで行かないと読書はできない。「ふと世界に入り込む」というのが読書。本格的に読書できる日本人はだいたい40%くらいと言われています。「松居直コレクションプロジェクト会報」よ
多文化主義をしっかりと伝える2022年3月3日これからの日本は、いろんな民族の文化と出会うことが多くなりますから、「多文化主義」ってのものをしっかりと考えて行かなければだめだと思います。多文化主義を見事にやっているのは、カナダです。カナダにいるそれぞれの民族の子どもたちのために、カナダではちゃんと絵本が作られています。日本の人たちが、戦争中にどれほど迫害を受けたかっていう子ども向けの本も、私は見ました。そういったことが、日本では疎かにされているんですね。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
日本語の調べを活かした言葉に翻訳2022年3月2日デイック・ブルーナーの本の『うさこちゃん』。「うさこちゃん」て訳されたのは石井先生です。オランダ語と英語の違いをちゃんと見分けて、オランダ語で「ネインチェ」という言葉を「うさこちゃん」という「日本語の調べ」を活かした言葉に訳されたんです。あれは耳で聞いてるからできたんです。言葉は、本来「耳で聞く」ものなんです。日本語の特色は何かと申しますと、『万葉集』の時代からずーっとある「調べ」という特色なんです。石井桃子先生も、調べは敏感に持ってらっしゃいます。「松居直コレクションプロジェクト会報」より