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内田莉莎子さんの日本語訳は

訳されているんじゃなくて

ほんとに

日本の子どもたちに語るという気持ち。

おじいさんは

明治時代の文豪の内田魯庵先生で

ドストエフスキーを

最初に日本に紹介された方です。


翻訳は

日本語が勝負ですから

日本語が良くなければ

どんなに良い本でも

日本で定着しないんです。







体を生き生きと

動かすほどの力が

言葉にはあるんです。

それが今の子どもたちには、

そういう体験がない。


なぜか。

「機械語」だからです。

機械から出てくる言葉は、

人間の言葉じゃありませんから、

気持ちが

ほとんど通じて来ないんです。


テレビの言葉は、

終わった途端にみんな忘れてしまいます。

「聞く力」が養われない。

すぐ聞き流してしまう。

それが、

子どもの成長に

大きな問題になるだろうと思います。






子どもたちが家庭で、

お父さんやお母さんの親密さや、

あるいは家族や隣近所があればいいですけど、

本当にお付き合いがなくなってしまいましたから、

「言葉」や「生活」がない。

だから、子どもが育たない。


「語り伝える」ってことが、

今一度非常に大切です。

子どもに語ったり、

子どもを喜ばせることによって親として育つ。

「子どもが育つ」ことによって

「大人は親に育つ」んです。




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