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私が月刊絵本を作っているのは

「家庭に本がないとだめだ」

というふうに思っているからです。

家庭に本があると、繰り返し繰り返し読む。


子どもが

喜ばなくてもいいです。

1年ほど経つと、

去年喜ばなかった本が、

すごく喜んだりすることがいっぱいあります。

その時その時で、

子どもの気持ちは変わりますから、

いろんな本があっていいんじゃないのかな

というふうに思っております。






学校教育は、教えることばっかりで、

一番肝心な「命をもらった」

「体をもらった」「言葉をもらった」

ーそれが家庭の土台になってるんだということを、

小学校で子どもが気がつくように、

先生が教えるんじゃなくて

言葉で語りかけられなきゃだめです。

言葉は、命を作ってるわけですから。






物語をどれほど絵描きさんが

読めるかということが、大きな課題です。

翻訳者が物語をよく読めなければ

翻訳ができないのと同じように、

絵描きさんも

物語をほんとに読み取り、

物語を自分のものにして、

自分の中で繰り返し繰り返し

いろいろ想像して画面構成をしていく。


登場人物や背景をどうするとか、

場面の連続性と変化をどうつけるか。

それが絵でちゃんと表現されてる絵本は、

大概子どもたちが、

何年も何十年も

読み続けていく本になるんです。



小松市立空とこども絵本館

<活動拠点> 小松市立空とこども絵本館ホール  夢の本棚

〒923-0918 石川県小松市京町19-5  TEL 0761-23-0033

絵本
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