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6月9日(木)に富山方面に研修旅行に行ってきました。

2019年の11月に加古総合研究所と福音館書店を訪れて以来の研修旅行です。

お天気は最高。まだコロナ禍ではありますので十分に感染対策をしてバスで出発です。

まずは富山県美術館から。



最初の目的は「絵本原画の世界2022」展です。

こちらはすべて宮城県美術館所蔵のもので、「こどものとも」の絵本原画が展示されています。

松居氏は「こどものとも」の創刊から149号まで編集者として関わられておりましたが、

当時の作品もたくさん目にすることができます。

創刊号「ビップとちょうちょう」(与田準一 作・堀文子 画)から始まり、「ぐりとぐら」(中川李枝子 作・山脇百合子 画)など、約350点、今でも読み継がれているたくさんの絵本の原画がありました。


まだまだ鑑賞したい気持ちは山々ですが先を急ぎます。



富山県には素晴らしい美術館がたくさんあります。

次はこちら、富山県水墨美術館へ。



こちらでは「白洲次郎・白洲正子ー武相荘折々のくらし」展が開催されていました。

第二次世界大戦後の日本復興に尽力を尽くした白洲次郎と古典芸能や着物や骨董を愛し、随筆家として多彩な活躍をした白州正子。二人が暮らした武相荘(旧白洲邸)での所蔵品を中心に展示されており、日々の暮らしのなかでの美しさやこころの豊かさ、あり方を感じることができます。

次郎の愛車、ベントレーも見ることができました(6月12日まで展示)




最後の目的地は砺波市立砺波図書館でした。

砺波市の新たな文教ゾーンとして令和2年11月に開館され、現在30万人の来館者を超えたそうです。すごいですね。

最近は複合型の図書館が増えていますが、こちらは単独の図書館で、大屋根の下のワンルームとなっており、広々とした印象を与えます。

展示方法も工夫がいっぱい。



多目的会議室で図書館の館長さんとスタッフの方から図書館の説明を聞くことができました。この場所はガラスのパーティションで仕切られているもの。さらに広くして使用できるそうです。

ボランティアさんとのつながりなど、我々にとってはとても参考になるお話を聞かせていただきました。



自動貸し出し返却システムなどは本当に便利そう。

司書さんが本来の仕事に集中できそうですね。


内容の濃い一日でした。

参加された皆様、お疲れさまでした。





4月29日(祝)に令和4年度松居直コレクションプロジェクトの総会を開催しました。


開会に先立ち、去る4月19日にご逝去された松居身紀子さんを悼み、参加者全員で賛美歌を歌いました。その後、空とこども絵本館が開館した当時の身紀子さんからのお手紙を拝聴し身紀子さんを偲びました。


令和3年度はコロナ禍の影響で中止となった行事もありました。

今年度は、研修として6月に富山県美術館への「絵本原画の世界2022」展の見学会や、

9月には空とこども絵本館と小松市立図書館との共催による作家・中島京子さんの講演会、また、タイサンボク講座には小松市立大学学長の山本博氏を講師としてお迎えします。

企画展としては「絵本編集者・松居直の世界」を秋以降に予定しています。

結構盛沢山な一年になりそうです。



総会の議案の成立が修了したところで、休憩をはさみ、後半は松居氏の「絵本が伝える心」のDVDを視聴しました。

今年は是非ともそれぞれの行事が滞りなく開催できることを願っています。





まず家に言葉があるってこと、

そして、その言葉を

幼稚園や保育園、小学校や図書館で

たくさんの人が共有する

ーそういう心を

ぜひ考えて行っていただきたいと思います。


集団生活の中での読み聞かせは

「絵本の精神」「絵本の力」が

子どもの中に深く入って行かないんです。

ぜひ家庭で本を手にしていただければ

ありがたいなあと、私は感じております。


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