top of page


まず家庭で本を手にすることから
まず家に言葉があるってこと、 そして、その言葉を 幼稚園や保育園、小学校や図書館で たくさんの人が共有する ーそういう心を ぜひ考えて行っていただきたいと思います。 集団生活の中での読み聞かせは 「絵本の精神」「絵本の力」が 子どもの中に深く入って行かないんです。...
2022年4月24日


子どもが知らない言葉は教えない
意味は 分からなくても 前後の関係で だいたい意味が ニュアンスが 読み取れるんです。 だから 子どもが 知らない言葉は別に教える 必要ないんです。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月21日


昔話は自分の中の物語が見える
昔話は、 言葉を覚えて語るんじゃなくて、 その物語の世界が ちゃんとありありと見えるから、実感が湧いてきますから、 それを言葉にしてる。 ただテキストを読むんじゃなくて、 まず自分が物語を読んで、 自分の中にその物語の世界を 想い描いて共感できれば、...
2022年4月20日


土地言葉が失われると
その地方の 土地言葉(方言)が 失われることは 地域社会のくらしや 伝統文化が失われ 住民の気分の豊かさや ぬくもりや特質が失われ 日常生活が貧しくなります。 そして 過去と現在が見失われ 未来も養われなくなります。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月18日


家庭に本がある環境を
私が月刊絵本を作っているのは 「家庭に本がないとだめだ」 というふうに思っているからです。 家庭に本があると、繰り返し繰り返し読む。 子どもが 喜ばなくてもいいです。 1年ほど経つと、 去年喜ばなかった本が、 すごく喜んだりすることがいっぱいあります。 その時その時で、...
2022年4月17日


学校教育で一番肝心なこと
学校教育は、教えることばっかりで、 一番肝心な「命をもらった」 「体をもらった」「言葉をもらった」 ーそれが家庭の土台になってるんだということを、 小学校で子どもが気がつくように、 先生が教えるんじゃなくて 言葉で語りかけられなきゃだめです。...
2022年4月14日


絵描きさんが物語を絵でどう表現するか
物語をどれほど絵描きさんが 読めるかということが、大きな課題です。 翻訳者が物語をよく読めなければ 翻訳ができないのと同じように、 絵描きさんも 物語をほんとに読み取り、 物語を自分のものにして、 自分の中で繰り返し繰り返し いろいろ想像して画面構成をしていく。...
2022年4月13日


日本語の使い手
最近は、 日本語の使い手が とても少なくなりました。 私が 知っている範囲では 石井桃子さんと 瀬田貞二さんが 最高だと思います。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月12日


赤ちゃんの生きる力になる
お母さんのしあわせが 赤ちゃんの 生きる力になるのです。 赤ちゃんのしあわせは お母さんのしあわせにかかっています。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月11日


言葉の喜びを共有すると…
言葉の喜びを 共有すると 読み手の言葉が 子どもの中に 深く入り込んでいく。 だから食べちゃう。 そうすると 口から出てくる。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月10日


言葉を体験して覚えると心が育つ
家の中でご飯を一緒に食べるなんて、 とっても子どもにとって 言葉の良い体験なんです。 子どもが耳から聞いてる 言葉の一つ一つに、 自分の中でいろいろ感じたり、 考えたり思ったりしている。 そして、「自分の心」を育てているんです。 そういうことを...
2022年4月7日


豊かな言葉を手渡していく
人間てのは、 一日も言葉なしには生きていけません。 朝から晩まで言葉です。 言葉に育てられて生きてるんですよ。 私たちの「命」は言葉にあるんです。 ですから、 もっともっと、 その豊かな言葉を 子どもにちゃんと伝えていく。 また、手渡していくことを 考えなければいけない。...
2022年4月6日


人間の感性をとらえた物語と挿絵
ビアトリクス・ポターは、 人間の本質、人間性みたいなものを 豊かに感じることができる人で、 それを子どもに伝えようとして 書いてるわけですから、 目にみえるように生き生きと書いてる。 写実的でしっかりとした挿絵で、 子どもに本当のものを見せる。...
2022年4月5日


本を開ける運動
子どもは 絵本を開ければ 絵が出てくるんですから 本を開けるという運動です。 体を動かさなければ 言葉も出ません。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月4日


学校に入るまでの日本語の体験が弱い
学校に入るまでの 日本語の体験が 今とても弱くなっている。 日本語そのものが貧しくなっている。 テレビの影響が強いですから 機械語で育っています。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年4月3日


聞いて感じて考えて思い描いて
言葉は 聞いて、感じて、考えて、思い描いて というふうに発展して行きますと 自分の中に 生き生きとした世界が見えてくるんです。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年3月31日


大切なのは絵本のテキスト
日本語として 「質が高いかそうでないか」ってことを 見極めないといけないんです。 絵本は 絵だけではないんです。 今特に大切なのは 「絵本のテキスト」です。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年3月30日


「声の文化」があって「文字の文化」は成り立つ
言葉をもっと自分の中に豊かに蓄えないといけない。 そこで一番大切なことは 「人の話を聞く」ってことです。 本を読むってこと以前に、人の話を聞く。 本当に言葉を自分の中に 身につけようと思いますと、 「聞く」ことが第一。その次が「話す」。...
2022年3月29日


演ずるより普通に読み聞かせを
しっかりとした文章で 書いてあれば ごく普通に 読んでやった方が いいんではないか。 演ずるんではなく 読むだけの方が 私は好きです。 「松居直コレクションプロジェクト会報」よ り
2022年3月28日


「奈良絵本」の文化と伝統
日本には 「奈良絵本」というのがあって、 重要文化財になっています。 残念ながら、 明治維新の時と敗戦の後、 海外に流失してしまいました。 日本のものが 海外に流失してしまっていることは、 マイナスの面もあるけど プラスの面もあるんです。 ヨーロッパの...
2022年3月27日
bottom of page