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今年の研修旅行は福井県敦賀市の敦賀駅脇にある施設「ちえなみき」の視察研修でした。

10月21日(月)、松居直コレクションプロジェクトメンバーと空とこども絵本館スタッフ合わせて23名が参加しました。

「ちえなみき」視察の前にまずは「敦賀ムゼウム」へ

敦賀港はかつてヨーロッパとの交通の拠点としての役割があり、1920年代にポーランド孤児、1940年代に杉原千畝氏による「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸しました。

この施設ではその当時の史実や敦賀市民の証言などを知ることができます。




敦賀といえば「気比神宮」ですね。

1300年以上の歴史を持ち、『古事記』や『日本書紀』にも登場するほど日本の古代史と深い関係があります。

主祭神である「御食津大神(みつけおおかみ)」は、生活全般、つまりは衣食住にご利益のある神様だそうで、早速皆でお参りをすませました。




今回の目的地「ちえなみき」です。

敦賀駅のすぐ脇にあり敦賀市民のみならず多くの観光客の出入りもみられます。

やっぱり駅のそばは便利がいいですよね。





施設の店長さんから「ちえなみき」ができた経緯や目的などを詳しく説明していただきました。

書店でも図書館でもない敦賀市の新たな知の拠点として2022年9月にオープンしたこの施設は、いかに良質な知を提供できるかと考えられているそうです。



本の分類分けは気になるところ。

これまでにない書籍空間には興味津々。



こんな施設が小松にもあったら...

数年後に新しくなる小松市の図書館には大きな期待が膨らみます。

今回の研修は福井在住のメンバーに段取りをお願いしました。

お世話してくださった皆さんありがとうございました。









今日の新聞記事に児童文学作家の中川李枝子さんの訃報が掲載されていました。

絵本『ぐりとぐら』は松居氏が編集に携わっておられ、松居氏から寄贈されものの中には

『ぐりとぐら』の清刷りがあります。

一昨年の企画展「はじめに松居直がいた」ではこの清刷りを公開し多くの方々にご覧になっていただきました。




本当にたくさんのこどもたちの心に残る絵本を作ってくださいました。

改めて、心から哀悼の意を捧げます。



絵本ウィーク最終日の10月6日(日)はお天気にも恵まれ恒例のBookかふぇでした。




本日出店の皆さんに集まっていただき自己紹介から。

古書店が4店舗、ひと箱本市が2店舗、外での飲食スペースには4店舗が並びます。



昨日のクラシック演奏会の雰囲気から一転して古書店スペースに。

毎年楽しみにしている来場者は早くから掘り出し物をみつけて大喜びです。

親子で絵本を探している様子は本当に嬉しくなります。




外の飲食スペースでは人気のお店が出店してくださいました。

Bookかふぇ開始前から購入を待っているお客様もおられます。

どれも美味しそうなものばかりで迷ってしまい、結局はぜんぶ購入してしまいました。

早々に売り切れてしまった品々もありました。




途中暑いくらいの陽気になりましたが、秋の一日来場者の皆さんが楽しんでくださったのは何よりです。また来年も頑張ります!

合わせて企画展「かこさとしと松居直」も終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。




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