活動テーマ「ことばを食べよう」にお寄せいただいた投稿
3月
投稿者｜次右ヱ門
グレートジャーニーが向かう先
地球が誕生して ４６億年
１年として俯瞰すると
ホモサピエンスが
生きてきたのは
わずか ２３分
しかも オリエントに
文明が興って １分
また 世界の中心軸が
ヨーロッパに移って
ほんの２，３秒 という
アフリカから
世界へと広がった旅は
今 どこに向かうのか
同じ地球上で
目くじらを立て
人間という共通項に
立てない もどかしさ
分断から統合へ
言語を 手にした人類の
叡智と行動が 試されている
子どもたちが見つめる
共生の未来へ 梅の香薫る
春の陽光 燦々と
♪春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り
2月
投稿者｜次右ヱ門
呼ぼう 幸せの春を！
立春を起点に 季節は巡る
八十八夜 二百十日と
震災より 今日で幾日
復興の足音は 日一日と
着実に 前へ進んでいる
厳寒 何するものぞ
北国の 負けじ魂で
幸せの春を 呼ぼう
♪春が来た 春が来た
どこに来た
山に来た 里に来た
野にも来た…
北国の春は 遠からじと
希望の歌声を 共に
高らかに 響かせながら
心も 軽やかに
♪花が咲く 花が咲く…
♪鳥が鳴く 鳥が鳴く…
♪山に 里に 野に…
1月
投稿者｜次右ヱ門
不倒翁の祈り
晴れわたる
大地と青空の向こう
戦地や被災地の
友の姿が 目に浮かぶ
家族や友との
楽しき団欒 平穏な暮らし
時代を超え 数多の先哲が
希望の未来を願い
熱きエールを送る
☆恐れるな 安心するがよい
ひるまずに
あらゆる勇気を
ふるい起こすのだ
☆未来は
ひとりでにやってこない
人間自身が切り開くものだ
☆さあ、出発しよう！
悪戦苦闘を突き抜けて！
今できることは
何かと問いながら…
同じ地球（ほし）
同じ時代を生きる
世界市民の連帯で
子どもたちの 笑顔輝く
幸せな世に！
12月
投稿者｜次右ヱ門
大人（たいじん）に己なし
弁解 謝罪 辞任と
連日続く 茶番劇
「三国志」で名高い
諸葛孔明の家訓が
脳裏をよぎった
優れた人は
静かに身を修め
質素に徳を養う
無欲でなければ
志は立たず
心穏やかでなければ
道は遠い
学問は静から
才能は学から生まれる
学ぶことで才能は開花し
志がなければ
学問は完成しない
親世代から子々孫々へ
大きな志に生き
実語の未来を開く
賢者の襷と冠を
後世へとつなぎ 渡したい
孔明のように…
11月
投稿者｜次右ヱ門
鏡に映ったヒト
The Most Dangerous Animal
幾多の大義名分と
共同幻想のもとに
存亡を繰り返してきた
今も続く 人類の宿痾
Let us fight to …
トーキー映画の処女作で
床屋に語らせた名演説
あなたなら
「to 不定詞」に
どんな言葉を
入れるでしょうか⁉
青春のひとコマ
思いがけなくも
レシコンで諳んじた一節が
耳朶を離れない
“何のため”という１点に
狂いが生じると
人生も世界も 一変する
“生命”に
絶対的価値を置き
互いに顔の見える
ヒューマンチェーンを
心と心が通う 対話から
Let us all unite ! ! !
宇宙から見た地球（ホシ）に
“国境”などないのだから…
銀幕から優しく語り掛ける
名優の姿が 胸に迫る
10月
投稿者｜次右ヱ門
心の旅路
読んだというより
食べました
そして
その時 食べた糧が
曲や詩となって
出てくるのです
名曲「昴」のベースには
啄木の詩歌が
脈々と息づいているという
♪目を閉じて 何も見えず
哀しくて目を開ければ…
♪呼吸をすれば 胸の中
凩は吠き続ける…
時代は変われど
啄木と谷村が見た
人が希求してやまないもの
わが熱き想い
遥かなる天空
冬のダイヤモンドに
届けとばかり…
♪さらば～昴よ～
投稿者｜次右ヱ門
毎度 ご乗車 ありがとうございます
あら ステキ！
どこかしら？
ねえ この景色
ググったら 分かるかな⁉
行ってみたいわ
出発 そう早くもないし
お食事も おいしそう
ほら あなたの好きな
露天風呂だって あるわよ
それに
紅葉最前線を走る
豪華列車旅ですって
何て ロマンチックなの
ねえねえ あなた
どんな服を 着ればいい
お出掛けルック
これで 決まりかしら…
絵本ワールドは 年中無休
切符片手に 行き先不明
今日も ワクワク
二人して 朝から夢心地
ようこそ！
ミステリーツアーへ
お乗り遅れが
ございませんように
発車 オーライ！
9月
投稿者｜次右ヱ門
虫のこえ
秋の夜長 灯火のもと
もう1ページ
あと1ページと
繰る手が 止まらない
しばし その手を
休めてみれば
虫たちの 鳴き声が
耳元に響き 心地よい
チンチロ チンチロ
チンチロリン
リンリン リンリン
リインリン…
まつむしに すずむし
こおろぎに くつわむし
うまおいも 追いかける
キリキリ キリキリ
ガチャ ガチャ
ガチャ ガチャ
チョンチョン
チョンチョン
スイッチョン…
ふと 頭をあげてみれば
スーパーブルームーン
錚々たる音楽家たちの
華やかな舞台が 盛り上がる
8月
投稿者｜次右ヱ門
ピョン太くんの一日
「おはよう
元気にしてる？」
いつとはなしに
わが家に棲みついた
小さな住人に
朝の挨拶を交わす
住まいは
ベンチの上の植木鉢
如雨露の
シャワーを浴びて
ピョンと跳びはね
ご機嫌だ
ギラギラと照りつける
庭先の住まいに
エアコンはない
「簾や日傘はどうだい
水分補給は
足りてるかい？」
むくむくと
高くそびえる入道雲
眩しく光る 蒼き背に
一陣の風よ 来たれ
西の空が茜に染まり
夜の帳が下りてくる
やがて お月様が
庭先の一隅を照らし
微笑みかける
「今日も暑かったね
お疲れ様！
ゆっくり休んで
楽しい夢 見てね」
7月
投稿者｜次右ヱ門
AIって面白い！
将棋界で話題のＡＩ対決
ＡＩチャットくんの
「調べ物して」を使って
“涼感”を表す季語や
言葉を尋ねてみた
涼風 海風 涼錦 涼月
すがすがしい朝
雲一つない青空
涼しげな木陰
涼やかな水辺
本格的な
夏の到来を前に
ＡＩが選んだ言葉から
広がり伝わる
“涼感”やいかに
6月
投稿者｜次右ヱ門
平和の大地
おかあさん
なんでもないけど
よんでみたの
だって
きもちがいいんだもん
サトウハチローさんの
お母さんへのエールが
殊の外 好きだ！
笑ってて お母さん
すごいね お母さん
ありがとう お母さん
なつかしい お母さん
あったかい お母さん
どれも これも
花束にして 届けたくなる
思わず 万歳だ！
5月
投稿者｜次右ヱ門
王子王女の駱駝旅
メロディーが流れると
思わず口ずさみ
異世界への
ロマンを感じる歌がある
時に
関東大震災からの復興へ
また 戦後の復興へと
希望を与えた この歌も
詩がうまれて百年
曠い沙漠をひとすじに
二人はどこへゆくのでしょう
朧にけぶる月の夜を…
月見の名所 見附島の砂浜に
一日も早い復興と
無事安穏の祈りを重ねて
能登はやさしや土までも
粘り強く頑張る
友の笑顔皺が 浮かんでくる
投稿者｜サッチャン
私の大切な言葉はいろいろありますが、中でも特に好きな言葉は
「おかげさま」という言葉です。
人生いろいろなことがありますが、感謝の気持ちを忘れず日々すごしていきたいです。😀
このページに出会えたことも
感謝です
ありがとうございます。🙇😀
投稿者｜次右ヱ門
とざい、と～ざい！
一度食べたら
とまらない
思わず口をついて
出てくる名セリフ
問われて名乗るも
おこがましいが
生れは遠州浜松在
十四の時から親に離れ
身の生業も白波の
沖も越えたる夜働き
盗みはすれど非道はせず…
ご存知 白波五人男
稲瀬川勢ぞろいの場より
義賊の張本
日本駄右衛門とは
おいらのことさ
お旅祭りを前に
番傘さして
ちょっと鯔背に
気取ってみよっかな
4月
投稿者｜次右ヱ門
私、生まれも育ちも
桜が咲いております
懐かしい葛飾の桜が
今年も咲いております
春風にのって
どこからともなく
聞こえてくる
寅さんの声
信州信濃の
新ソバよりも
わたしゃ
あなたの傍がいい
今年の縁日は
果たして
何処の空かと
ふと考えてみた
哀しいことを
笑いながら語らせる
演出の妙
シリーズ全編を流れる
今も私の心を
捉えて離さない
「言葉と心」
一つの言葉で 喧嘩して
一つの言葉で 仲直り
一つの言葉で 頭がさがり
一つの言葉で 笑い合い
一つの言葉で 泣かされる
さてと…
今年の春は
カバン一つ ぶら下げて
風の向くまま 気の向くまま
寅さんと一緒に
旅にでも
出かけてみようかな